築炉工事
築炉という言葉は普段なかなか耳にしない言葉だと思いますが、読んで字の如く、「炉を築く」ことです。炉は、火を使ってモノを加熱・溶解・焼却する場所や装置のことを示します。
たとえば金属等を加熱して溶解し加工したり、燃料やモノを燃焼して焼却します。日本の産業の中心となっている自動車や船舶から、日常生活で使われているものまで、ほとんどのモノが炉を通って作り出されています。また、製品としての役目を終えたモノを再び溶かして再生する役目も担っています。
このように、生活に密接している炉をつくることを築炉といいます。
わたしたち成伸ファーネス株式会社では、都市ゴミ焼却施設や産業廃棄物焼却炉といった焼却炉を中心に築炉工事を行っております。
炉の内部では1,000度以上にもなります。高温から炉を守るため、築炉技術は長年にわたる豊富な経験と知識、高度な技術が要求されます。高温の火を扱う炉の内部は耐火材や断熱材などの耐火物で施工されますが、つねに熱効率の高い炉の設計を求められています。さらに一般建築物とは比べものにならないほどの緻密な精度でレンガを積み上げていく技術が必要とされています。
成伸ファーネス株式会社は30年を超える技術の積み重ねで、設計・熱計算・炉材選定・積算・製作・メンテナンスまで、一貫した総合技術に取り組んでいます。